Rustの開発環境を整えたので、メモ。
multirustのインストール
homebrewにmultirustがあったので、以下のコマンドでインストール。
$ brew install multirust
$ multirust default 1.6.0
インストール後はrustのどのバージョンもインストールされていなかったので、
デフォルトを現時点(2016/2/29)のstableである 1.6.0
に設定。
(stableの指定でも良いのだが、はっきりとversionがわかった方が良いと
思ったため、明記した。)
racer, rustfmt, cargo watch のインストール
cargo install を使用して色々なパッケージをインストールするが、 使用するために、以下のPATHを追加する
$ export PATH="$HOME/.multirust/toolchains/1.6.0/cargo/bin:$PATH"
racerのインストール
atom上で、コード補完をできるようにするため、racerをインストールする。
$ cargo install racer
racerを動作させるためには、Rustのソースコードも必要のため、
取得する。
multirustでインストールしたRustは$HOME/.multirust
以下にインストールされるため、
例えば、1.6.0のソースコードは
$HOME/.multirust/toolchains/1.6.0/src
に配置することにした。
$ cd ~/tmp
$ curl -O https://static.rust-lang.org/dist/rustc-1.6.0-src.tar.gz
$ tar -zxvf rustc-1.6.0-src.tar.gz
$ cp -rf rustc-1.6.0/src ~/.multirust/toolchains/1.6.0/src
ソースコードを配置したら以下の環境変数を設定する。
$ export RUST_SRC_PATH="$HOME/.multirust/toolchains/1.6.0/src"
その他インストール
その他コードを書く際に便利になるツールをインストールする。
- rustfmt (コードフォーマッター)
- cargo-watch (ファイルに変更があった際に、自動でテストが走る)
- cargo-check (後述するlinterで使用する)
$ cargo install rustfmt
$ cargo install cargo-watch
$ cargo install cargo-check
cargo-watchはatom経由で使用せず、対象のプロジェクトルートで
$ cargo watch
とコマンドを叩いて、監視するようにする。
atom の設定
$ apm install language-rust linter linter-rust racer atom-beautify
racerの設定
racerの設定画面で、racerのパスとRUST_SRC_PATH
を設定すれば、補完されるはず。
補完だけではなく、F3を押すと、定義元にジャンプできる。
atom-beautifyの設定
atom-beautifyのRustの項目部分で指定する。
また、保存時に自動でフォーマットして欲しいので、
Beautify on Save
にチェックを入れる。
linter-rust の設定
cargo-command をcheck
に変更する。
これでコードを書いている時に、チェックが走る。
あとはデバッガーの設定をしたいが、よくわからなかったので、保留。